@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00009540, author = {ターバーフィールド, ミシェル潔美}, month = {2020-03-26}, note = {2019, 宇宙開発が活発化している現代において,宇宙ゴミ(デブリ)問題に関する議論が国内外 で進められている.国際宇宙ステーションなどが運用されている低軌道におけるデブリ低減策としては大気圏に突入させるガイドラインが設定され,ロボットアームでデブリを捕獲する研究などが進められている.一方で気象衛星や通信衛星が運用される静止軌道におけるデブリ低減策は,運用終了時に墓場軌道に衛星を移動させるガイドラインが設定されているが,墓場軌道の衛星の状態把握は進められていない.静止衛星の安全な運用のためには,運用中の衛星や運用を終了した衛星の観測が重要である.本研究では,過去に NICT が運用した衛星を含む静止衛星上や墓場軌道上の衛星を光学望遠鏡により撮像観測し,画像処理結果から得られる物理特性として自転運動を把握することを主目的とした. 観測は2018年6月から2019年7月にかけて,情報通信研究機構(NICT)鹿島宇宙技術センターの口径1m 望遠鏡と冷却CCD カメラを計 9 回に渡り行った.観測対象の衛星は,NICT が運用したETS-8 およびWINDS に加えて,ECHOSTAR 3,EUTE 12,JCSAT 3,NSTARA,Superbird-C である.観測手法は短時間露出による連続撮像とした.観測データのノイズ処理を施した上で撮像された衛星の明るさを測定することで,各衛星の明るさの時間変化を分析,またFFT 解析によって衛星の自転周期を得た.2019年7月27日に観測した ETS-8 については8.5分の周期で回転していることがわかった.先行研究と比較すると,約2年間で2分程度スピンアップしたと考えられる.このような状態が続き自転が高速化すると衛星本体が破壊され宇宙ゴミが発生することが懸念される,}, title = {口径1m望遠鏡の光学観測による墓場軌道衛星の物理特性}, year = {}, yomi = {ターバーフィールド, ミシェルキヨミ} }