@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00009141, author = {濱田, 寛也}, month = {2019-04-19}, note = {2018, 分散ストレージシステムは,ノードと呼ばれる複数の小さいストレージを一つの大きなストレージとして扱うシステムである.現在様々な消失訂正符号が分散ストレージシステムで用いられているが,扱うデータの巨大化に伴いストレージの容量効率だけでなく,破損ノードの修復に対するデータの通信量,データの読み書き, 書き込むノード数などのオーバーヘッドを減らすことが求められている.既存の消失訂正符号はそのような要求に対して最適化されていなかった. Locally repairable 符号 (LRC 符号) は,このような要求を満たすために考案された符号のクラスである. 局所性 (r,δ) を持つ符号は,任意の δ − 1 個の消失シンボルをパンクチャ符号の消失訂正により高々 r 個の他のシンボルから局所的に復元することができる.この符号のパラメータのトレードオフ関係は Singleton 限界の一般化の形で与えられている. q > n のときこの上界を達成する様々な符号の構成法があるが,実装の容易さやバイナリデータを扱う分散ストレージシステムへの対応などを考えれば, q < n に対して限界式とそれを達成する符号の構成法を考えることも重要である. 本論文では,既知の符号の上界を利用する手法により, 局所性 (r,δ) を持つ符号の上界を,位数 q の関数として与える.本研究で得られた上界は,既知の上界より良い上界となっており, 特に q が小さいとき大きく改善された上界を得ることができる.局所性 (r,δ) を持つ符号の任意のパラメータに対する上界は他に知られておらず,本論文で与える上界は現在知られている上界の中で最も良い上界である.}, title = {(r,δ)-Locally Repairable 符号の最小距離及び次元の評価}, year = {}, yomi = {ハマダ, トモヤ} }