@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00009073, author = {岡田, 浩希}, month = {2019-04-05}, note = {2018, インターネット上に流通する通信量は5 年で3 倍の速度で増加しており,2022 年には動画の通信量が全体の8割を占めると見込まれている.先行研究では,オンデマンド動画配信サービスの通信量削減を目的とした色タグ情報に基づく分散協調キャッシュを提案し,高い通信量削減効果を示した.一方で,ライブ配信に利用することを検討していない. 本論文では,先行研究の手法を拡張し,オンデマンド配信におけるさらなる通信量の削減と,ライブ配信の通信効率化を図る.まず,動画の再生位置によって人気の差があることに着目し,動画を部分データに分割して人気の箇所を優先的にキャッシュすることで,限られたキャッシュ領域を効率的に扱う.オンデマンド配信では,部分データに対するアクセス傾向をもとに先行研究の分散協調キャッシュ手法でコンテンツを制御する.国内バックボーンネットワークを模したネットワークトポロジを対象に,アクセス確率と通信ホップ数から通信量を算出するシミュレーション実験を行った.シミュレーション結果では先行研究と比較して,単一階層のバックボーンネットワーク上で最大約79%,複数階層ネットワーク上で最大70%の通信量削減効果を示した.ライブ配信では,リアルタイムに生成されるデータが新しいほど重要であるという想定のもと,時間経過とコンテンツ制御を関連づける.最新のデータは常にユーザの近くに配置し,その他の時間経過したデータは通信量を効率的に削減できるようキャッシュ制御する.3 階層構造のリングネットワークを対象に,時間経過とともにユーザが追加され,リクエストを発生させるシミュレーション実験を行った.シミュレーション結果では一般的なキャッシュ制御手法のLRU アルゴリズムと比較して,リクエストが最新データに集中するリクエスト傾向のとき最大39%,リクエストが古いデータにも分散するリクエスト傾向のとき最大約60%の通信量削減効果を示した.}, title = {分散協調色キャッシュを用いた動画ライブ配信の効率化}, year = {}, yomi = {オカダ, ヒロキ} }