@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00008692, author = {青山, 航}, month = {2018-04-13}, note = {2017, ファイルの書き込み中にオペレーティング・システムが異常終了すると,ファイルシステムが破損してしまう可能性がある.従来のファイルシステムでは,ジャーナリングと呼ばれる技術で,ファイルシステムの信頼性を向上している.ジャーナリングとは,ファイルの作成・更新などファイルシステムを変更する際に,ログにその変更を記録する手法である.ジャーナリングの信頼性とファイルシステムの速度は,トレードオフの関係にある.そのため,既存のシステムは,ジャーナリングの方法(モード)を,信頼性を重視したもの,速度を重視したものなど,何種類か提供している.しかし,ジャーナリングモードはファイルシステムに一つしか設定できないため,ファイルシステム内のファイル毎に異なる特性に合わせることができない.  本研究では,この問題を解決するために,ジャーナリングモードをディレクトリ毎に設定可能なファイルシステムdajFSを提案し,Linuxのext3ファイルシステムを拡張して実現する.dajFS を用いれば,ジャーナリングモードの設定単位を従来より細かくすることができ,ユーザに大きな負担を掛けずに,ファイルの特性に合ったモードを設定することが可能となる.評価として,SQLite が生成する一時ファイルの保存先ディレクトリのジャーナリングモードを変更する実験を行ったところ,システムの信頼性を損なわずに実行時間を最大で36%削減することができた.}, title = {ディレクトリ毎にジャーナリングモードを設定可能なファイルシステム}, year = {}, yomi = {アオヤマ, ワタル} }