@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00008465, author = {金子, 将大}, month = {2017-03-10}, note = {2016, 無線通信は人と人との通信のみならず, 今後は機器間(M2M)の通信に広く使われることが想定される. その導入事例の1つとして工場における機器の制御システムの無線化がある.しかし,実環境では鉄板などの金属隔壁に電波が遮蔽されて無線通信が困難な場合が存在する.そこで無線信号をまず数MHz以下のIF(Intermediate Frequency) 周波数に変換し,変換された信号を超音波探触子(セラミックサウンダ)を用いて電気信号から音響信号に変換することで遮蔽物内部を通過させた後に電気信号に再変換し,さらに周波数変換して元の周波数の無線信号を中継する超音波無線中継方式が提案されている.  この中継方式を実現するために考慮すべき点として,金属隔壁など電波遮蔽物における音響信号の信号伝送特性の影響がある.そこで媒質内における超音波伝搬を弾性(Elastic)有限時間領域差分法(FDTD法:Finite-Difference Time-Domain method)により解析し,中継信号の伝送特性を実測値とシミュレーション値で比較することで,解析法の妥当性を検証した.送信無線信号としてはサウンダの周波数特性によるスペクトルひずみを受けにくい無変調正弦波と,遮蔽物内部で生じる遅延波による特性の劣化の可能性を考慮してOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号について,中継信号電力と信号スペクトルを評価した.その結果から弾性FDTDシミュレーションによる音響信号の伝送特性の評価がある程度可能であることを示した.  これらの検討結果から超音波無線中継方式を使用した無線通信の実用可能性を示すと共に,超音波探触子や音響媒質の選択,等化器の使用などによるさらなる通信性能の改善の必要性があることを示した.}, title = {超音波変換無線中継方式における伝送特性の解析}, year = {}, yomi = {カネコ, マサヒロ} }