@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00008464, author = {砂田, 勇介}, month = {2017-03-10}, note = {2016, 近年,無線端末(ノード)同士が中継通信を行うワイヤレスマルチホップネットワークがインフラに依存せずにアドホックネットワークの通信距離を広げる技術として注目され,活発に研究されている.アドホックネットワークのアプリケーションとして画像伝送によるものがあり,自然環境をモニタリングすることによって災害をあらかじめ予測することや,防犯のために公共の場を監視することが行われるが,これらのアプリケーションは一般的なセンサーアプリケーションと比べてストリーミングによる高いトラヒックが発生し,送信元ノードでは短い周期でパケットが連続して生起する.ワイヤレスマルチホップネットワークにおいて高いスループットを得るためには,ホップ数が増加しても高いパケット配信成功率(PDR: Packet Delivery Rate)を維持でき,かつ伝送遅延を低減してパケット送信間隔を短縮できる必要がある.マルチホップネットワークのPDRを向上するための方法として,フェージングに代表される電波伝搬環境の変化に応じてダイナミックに経路を動的に変更することで経路ダイバーシチ効果を得るダイナミックマルチホップネットワーク技術がある.その一つに,飛越して受信したパケットを利用してPDRを向上し,伝送遅延を低減できる動的経路飛越法(DMHS:Dynamic Multi-Hop Shortcut)がある.一方,送信間隔を短くすると,同一経路内の先行パケットと後続パケットとの間で衝突する自フロー内干渉がPDRを低下させるため問題になる.この自フロー内干渉に対しては,自フロー内干渉キャンセラ(IFIC:Intra-Flow Interference Canceller)が提案され,有効であることが示されている.IFICを用いれば,短い送信間隔でパケットを送信しても高いPDRを維持することができる.  本研究では,さらなる伝送特性の向上のためにDMHSとIFICを組合せた方式であるDMHS-IFICを提案し,提案法の伝送特性を理論計算およびシミュレーションによって定量的に評価した.解析結果から提案法はPDRを向上でき,ホップ数が多い場合にスループットが向上することを明らかにした.}, title = {自フロー内干渉キャンセラを用いたダイナミックマルチホップネットワークの研究}, year = {}, yomi = {スナダ, ユウスケ} }