@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00008412, author = {鈴木, もとこ}, month = {2017-02-22}, note = {2016, 近年,人とのインタラクションを目的としたヒューマノイドロボットが一般家庭へ普及している.従来,家庭におけるロボットと人間の関係については,ヒューマン-ロボットインタラクション(Human Robot Interaction)の分野で数多くの研究が行われている.一方で,人間と同じ家で暮らす犬や猫等のペット(コンパニオンアニマル)とロボットの共生についての研究は少ない.ペットの飼い主が,安心してロボットを導入するためには,家庭において人間とロボットだけでなく,そのロボットがペットともより良い関係を築くことが重要である.そこで,ペットとロボットとのインタラクション(PRIN:Pet-RobotInteraction)を提唱し,研究を進めている.PRINはペットとロボットの良好な関わり方であるポジティブインタラクションの促進と,犬とロボットの険悪な関わり方であるネガティブインタラクションの防止の2つの要素から構成される.初期検討として,日本における飼育頭数が多い犬を対象とし,家庭におけるペットとロボットの関わりとして想定されるシーンの中で,特にペットの世話行動によるポジティブインタラクションの促進に注目した.現在一般家庭に普及している清掃ロボットRoomba,普及しつつあるヒューマノイドロボットPepperの2種類のロボットを用いて,犬の行動傾向を調査した.清掃ロボットを初めてみるみる犬の反応より,犬がロボットを怖がりネガティブインタラクションが起こる場合,犬の興味が強いおもちゃや餌を乗せることで犬が積極的に近づくポジテヴィブインタラクションが起こる場合が観察された.また人型ロボットPepperが飼い主へのアンケート結果より上位にあがった餌やりとボール遊びの2種類の犬の世話をする実験より,ロボットの世話の有無が犬の行動傾向に影響を与えることが観察された.これらの知見は今後,家庭におけるロボットのペットに対する関わり方の指針につながることが期待される.}, title = {家庭におけるペット−ロボットインタラクション ~ロボットのふるまいに対する犬の行動調査~}, year = {}, yomi = {スズキ, モトコ} }