@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00006781, author = {関口, 和人 and Sekiguchi, Kazuhito}, month = {2016-09-28}, note = {2013, 運動計測は,人間の身体各所の位置や速度などを計測する技術であり,現在様々な手法が提案されている.しかし,人間が行う運動は多岐にわたるのに対し,単一の手法でそれら全てを計測できるものは存在しない.これは,既存の手法では高速な運動,広範囲にわたる運動,移動体内部で行われた運動の3種類を全て計測するのが困難であることに起因する.この問題を解決するため,加藤らは画像処理を用いた自己位置推定手法に着目し,計測環境を撮影して得られた輝度値分布を1次元に圧縮して移動量計測を行う手法を提案した.この手法は計測環境の輝度分布を利用して移動量計測を行うため,計測範囲に制限を受けることがない.さらに,得られた輝度情報を1次元に圧縮するため,高速な計算が可能である.加藤らが行った検証実験では,この手法によって移動量計測が可能であること,高速な計算が可能であることが示された.しかしながら,実際に高速な運動が計測可能であるかは課題として残されていた.本論文では,リニアCMOSセンサとシリンドリカルレンズを用いた構成により,高速な運動の計測実験を行った.この実験結果を通し,972fpsで運動計測が可能であること,計測環境による精度への影響が少ないことを実証した.次に,計測精度を改善するため構成要素の検討を行い,設計方針を示すとともに,その構成によって計測精度と安定性を大幅に上昇させることが可能であることを示した.さらに,複数個の装置を用いる効用について検討を行った.本手法の問題点のひとつとして,実移動量を単一の装置から算出できないことが挙げられる.この問題に対し,本論文では装置2台を平行に並べることでフレーム間実移動距離を直接算出する構成を提案した.並進移動実験結果から,この構成で実移動量の直接算出が可能であることが示された.今後の展望としては,回転移動の計測実験を行うこと,2次元・3次元運動の計測実験を行うこと,光学系設計をさらに改良し,計測精度を改善することなどが考えられる.}, title = {輝度情報の光学的圧縮による高速な自己位置推定}, year = {}, yomi = {セキグチ, カズヒト} }