@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00006780, author = {岸野, 博明 and Kishino, Hiroaki}, month = {2016-09-28}, note = {2013, 人間にとって触覚は非常に重要な感覚である.現実世界において,人間は周囲に存在する物体の特性を知るために手を用いて対象物体を掴み,物体の材質や形状,硬さや重さなどを触覚として知覚する.このような触覚情報をバーチャルな環境とのインタラクションに用いるため,様々な触力覚ディスプレイが研究・開発されている.触力覚ディスプレイは接地型と非接地型に大別でき,PHANToMやSPIDARなどのデバイスが開発されているが,これらの多くは力の正確な再現を動作原理としており,精度や分解能を向上させるためにはワイヤなどによって構成される機構が複雑になるというトレードオフの関係にある.そのため,手術シミュレータやロボットの遠隔操作など限られた用途への応用にとどまっている. これに対し本研究では錯触覚を利用することで,ユーザに触力覚提示を行う手法に着目した.錯触覚による触感覚は,力の再現をコンセプトとしたデバイスに比べて微弱なものしか発生させることができないという欠点はあるが,デバイス構成が簡素になるという利点もある.錯触覚の中でも,視覚刺激によって触覚的な知覚が生起される現象を視覚誘導性錯触覚と呼ぶ.これは,ユーザの動作に対して適切にコントロールされた視覚刺激を提示することにより,錯触覚を生起させるものである.木村はこの手法を用いた非接地型の錯触覚提示システムとして,把持動作を利用した硬軟感提示手法を提案した.これは小型ディスプレイの側面に圧力センサを設置し,手中のディスプレイ上に握力に応じた視覚刺激を提示することで,ユーザに硬軟を知覚させるものである.本論文では,木村が開発したハンドヘルド型錯触覚提示システムにおける視覚刺激と現実世界との差分に着目し,(1)矩形に対して力を及ぼしている要素(2)矩形の変形形状の2点について新たな視覚刺激を作成し,検証実験を通して硬軟感知覚への影響を評価する.}, title = {錯触覚による硬軟感提示における視覚刺激の検討}, year = {}, yomi = {キシノ, ヒロアキ} }