@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00004852, author = {中村, 勇勝}, month = {2016-09-21}, note = {2013, コンテンツを安全に保持するための閾値秘密分散法は,多重リンク障害に対する耐性が強い高信頼なコンテンツ配信にも応用することができる.複数の配信サーバに閾値秘密分散保持されているコンテンツを1つの配信先ノードに配信する際,高信頼なコンテンツ配信経路を算出するための発見的手法を既に提案している.しかし,閾値秘密分散保持されたコンテンツを各配信先ノードに個別に配信する方法では,ネットワークのリソース利用効率が低下する.本論文では,閾値秘密分散保持されたコンテンツを,複数の配信先ノードに同時配信するコンテンツ配信法を提案する.複数の配信先ノードに同時配信することにより,ネットワーク符号化が適用でき,コンテンツ配信に必要なリンク帯域を削減できる.一方,ネットワーク符号化を適用した場合,リンク障害に起因する1つのピースの損失によって,配信先ノードにおいては,複数のピースのネットワーク復号化ができなくなる可能性があり,コンテンツ配信の信頼性は低下する.そこで,1つのコンテンツを構成するピース群を複数のグループに分類し,ネットワーク符号化を同一グループに所属するピースに対してのみ適用する方法を提案する.ピース群を分類するグループ数を調節することにより,要求される信頼性を満足しつつ,リソース利用効率を最大化するコンテンツ配信の実現が期待できる.更に,実規模ネットワークにおける提案コンテンツ配信法の性能評価を行う目的から,欲張り法に基づき,提案コンテンツ配信法におけるコンテンツ配信経路を少ない計算量で算出する発見的手法を提案する.提案コンテンツ配信法の有効性を示すために,NSFネットワークと実規模のランダムネットワークを対象にして性能評価を行った.評価結果から,閾値秘密分散保持されたコンテンツを複数の配信先ノードに同時配信することにより,所要リンク帯域が減少し,効率的なコンテンツ配信を実現できることが判明した.また,コンテンツを構成するピース群を分類するグループ数の増加に伴い,リンク障害に対する信頼性は向上するが,リンク帯域利用効率は低下することが判明した.更に,提案コンテンツ配信法においては,配信経路の計算順序やピース群のグループ化の条件を変えることで,所要リンク帯域やピースの損失率が変化することが判明した.以上より,提案コンテンツ配信法において,ピース群のグループ数,配信経路の計算順序,ピース群のグループ化の条件を適切に設定することで,高信頼かつ高効率なコンテンツ配信を実現できる.}, title = {閾値秘密分散保持されたコンテンツの高信頼・高効率配信法}, year = {}, yomi = {ナカムラ, ユウト} }