@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00004848, author = {林, 晶}, month = {2016-09-21}, note = {2013, 近年,より多くのスマート,小型・高性能コンピューティングデバイスは,日常生活の中に導入されている.このようなデバイスを使用し,ネットワーク配線やインフラなしで,その場で独立したネットワークを構成し,シームレスな方法で通信させる必要性が高まっている.そのため,モバイルアドホックネットワーク(MANET)が注目されている.CPUパワー,メモリ,転送速度,ストレージなどのモバイルデバイスの通信容量が大幅に進歩することにより,MANETにおいて,ベストエフォートのデータ通信に加え,マルチメディアおよびリアルタイムデータ通信をサポートすることが期待されている.このようなリアルタイムデータ通信をサポートするためには,帯域や遅延などの通信品質(Quality of Service : QoS)を保証する必要性が出てくる.しかし,MANETでは無線LANのアクセスポイントのような集中管理者が存在しないため,QoSを保証することは簡単ではない.本研究では,メディアアクセス制御(MAC)層におけるQoS通信制御方式を検討する.現在,無線LANにおいてQoSを保証する規格がIEEE802.11eである.IEEE802.11eのEDCA (Enhanced Distributed Channel Access)では,データに優先度を付け,優先度の高いデータを優先的に送信することにより,QoS通信を保証する.しかし,この方式ではリアルタイムデータが増加すると,パケットロスと遅延を発生する確率は高くなるため,帯域と遅延時間を保証することが難しくなる.そこで,本研究では,無線アドホックネットワークにおいてマルチメディアデータの転送のためにQoS通信を保証するMAC制御方式として,アドミッション制御により保証できるQoSフローを選択し,ベストエフォート通信期間とQoS通信期間を分け,さらにQoS期間では分散的なタイムスロット割り当て方法を用いたTDMA (Time Division Multiple Access)により複数の通信端末で干渉を起こさず同時送受信すること可能とする方式を提案した.また,提案方式の性能をネットワークシミュレータQualNetを用いて評価する.その結果,提案方式を用いることでQoS通信の遅延が減少すること,データ到達率が増加することを示す.}, title = {TDMAに基づくアドホックネットワークにおけるQoS通信の実現方式に関する研究}, year = {}, yomi = {リン, ショウ} }