@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00002152, author = {渡邊, 祥太}, month = {2016-09-20}, note = {2012, 近年、紙媒体の電子化、電子書籍の普及が進んでいる。2002年度に10億円だった電子書籍の市場規模は、2016年度には2000億円にもなると予測され、更なる成長が予測されている。小説の電子化により、人が小説を読むスタイル自体も変化してきている。読者はより楽しく読書をしたいという欲求を持ち、電子書籍の視覚的スタイルへの興味も高まっている。実際に、文字のフォントを変更する事ができたり、背景色を変えたりできる機能が付いたリーダーなども既に登場してきている。しかし現状の視覚的スタイルは視認のし易さのみを重視しており,小説の内容を考慮していないため,内容理解を補助しているわけではない。そこで本研究では,電子書籍を対象とした視覚的スタイル自動付与システムを提案し、実験による検証を行った。提案システムは(1) 場面分割,(2) 類似場面のクラスタリング,(3)各場面のムード推定を行い、小説の内部情報を考慮した視覚的スタイルを作成する。場面分割ではまず場面に対する定義を行い、「時間、場所、人」を表す単語を利用し場面分割を行った。類似場面のクラスタリングでは、各場面に対し「場所、人」を表す単語からベクトルを作成し、階層的クラスタリングを用いてクラスタリングを行った。ムード推定では、形容詞から作成した感情辞書を利用し、各場面を喜楽、怒、哀の3つのムードへと分類した。最後に以上の情報から場面区切り、挿絵、背景文字色からなる視覚的スタイルを付与した。実験ではまず場面分割、クラスタリング、ムード推定の各ステップに関して精度を算出した。その結果、場面分割では0.24(童話のみでは0.45)のF値を、クラスタリングでは67.2%、ムード推定では66.3%の精度を得た。最終出力の実験としては、視覚的スタイル付与小説が読者の内容理解を補助しているかを、アンケートによる被験者実験で検証した。結果として、場面区切りに対して3.1、挿絵に関しては3.0、背景文字色としては3.3 という結果を4段階評価により得た。}, title = {電子書籍を対象とした視覚的スタイル自動付与システムの提案}, year = {}, yomi = {ワタナベ, ショウタ} }