@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00002104, author = {高橋, 宣裕}, month = {2016-09-20}, note = {2012, 近年,バーチャルリアリティ(VR)やオーグメンテッドリアリティ(AR)の研究の発展に伴い,多彩なコミュニーション手法やエンタテインメントへの応用が提案されている.特に現在世界的に着々と普及しているテレビ電話やソーシャルネットワーキングサービスを利用した視聴覚情報を介する情報伝達に加え,人間の身体性に着目した情報伝達が行える触覚情報を用いたヒューマンインタフェースに注目が集まっている.主に画像提示装置を介する視聴覚情報の伝達は,相手に要件等を伝える用途において利便性に優れたコミュニケーション手段である.一方で触覚のような非言語情報の伝達は,相手が間近にいる状況では頻繁に行われるチャンネルであり,情報の解釈の過程を省略し直感的な教示が行える点,皮膚感覚入出力による情動的な情報伝達環境が構築できる点で,視聴覚情報の伝達のみでは代替が困難な非常に優れたモダリティであると言える.しかしながら,人間の皮膚感覚に近いインピーダンス特性を持った皮膚感覚提示を行うためには,既存の機械式アクチュエータのみで十分であるとは言い難い.そこで本研究では視触覚インタフェースとしての人工筋肉を提案し,皮膚感覚の入出力を拡張する2つのインタラクティブシステムの実装を行うことで,コミュニケーション手法やエンタテインメント表現への応用を図る.第一にコミュニケーション設計として抱擁感覚の要素抽出に着目し,マネキン型入力デバイスによる抱擁の検出と,人工筋肉・振動子を組み込んだ触覚提示ウェアによる圧迫感,ストロークの再提示を可能とするシステムの開発を行った.第二のアプローチでは生理学的知見および解剖学的知見に基づき,表皮の「質感」および 骨格筋の動作によって皮膚上に生じる「形状・硬度の変化」を再現し,より人間の皮膚の入出力特性に近い見た目・感触の提示が行える視触覚インタフェースの研究開発を目的とする.研究手法としては,触覚コミュニケーションが行われる感覚器官を含む人間の身体部位に対して,表皮の質感および当該部位の視触覚的な変化特性を模倣した人工皮膚,人工筋肉を持つヒューマノイドを開発し,視触覚情報として提示可能なインタフェース及びエンタテインメント表現としての応用可能性を探る.}, title = {皮膚感覚の入出力特性に基づく視触覚インタフェースに関する研究}, year = {}, yomi = {タカハシ, ノブヒロ} }