@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00010232, author = {熱田, 慶人}, month = {2022-04-18}, note = {2021, 近年,物流業界には,電子商取引(EC)市場の拡大による小口配送の増加や人口減少による労働力の不足といった課題がある.これらの解決策として無人機を用いた輸送が注目されており,各地で目視外飛行での無人機配送の検証実験や過疎地域における物資輸送の活用事例等があり実用化が進んでいる. 無人機輸送を活用するにあたり,長距離飛行や需要充足のための無人機の発着施設,充電施設の必要量と配置場所の策定が課題となっている.施設の最適な配置を決定する問題として施設配置問題がある.特に配置したい施設が「無人機の発着」,「無人機の充電」といった異なるサービスを提供している場合には,提供可能なサービスごとに施設をレベル分けし,各レベル間の施設同士の関係性を考慮して施設の最適な配置を決定する問題はマルチレベル施設配置問題と呼ばれる. 本研究では,複数のアイテムが存在し,アイテムの生産,アイテムの保管,無人機輸送に関する施設を考慮したモデルとして多品種容量制限付きマルチレベル施設配置問題のモデルを提案した.多品種容量制限付きマルチレベル施設配置問題は,マルチレベル施設配置問題において,アイテムが多品種に拡張され,配置したい施設に生産量や保管量といったその施設の容量を制約に追加した問題である.また,提案したモデルに対して,施設配置を決定する問題とアイテムの輸送量を決定する問題に分割して解を求めるBenders分解法による提案モデルの最適値の下界値を与えるアルゴリズムを提案した. 提案したモデルに対して,施設配置候補点の生成方法を変えた複数のインスタンスに対して,計算機実験を行い提案モデルがどの程度の規模の問題まで解けるのか,コスト面についてどの程度違いが存在するのかを実験的に評価した.計算機実験の結果より,過疎地域における無人機輸送や無人機に関する実証実験のような顧客の数,アイテム数が多くならない場合には現実的な時間で最適解を求められることを示した.また,日本の物流企業の小口貨物取引実績を用いた実験では,提案したモデルが従来のトラック輸送のみのモデルよりも総輸送コストの面で優れていることを示し,年間の輸送量が与えられたときに最も輸送量が多い日のデータをもとに施設の配置を求めたほうが,総輸送コスト,追加で必要な無人機で輸送する量が最小となることを示した.}, title = {無人機輸送を考慮した多品種容量制限付きマルチレベル施設配置問題のモデル化と評価}, year = {}, yomi = {アツタ, ヨシト} }