@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00010228, author = {梅本, 悠河}, month = {2022-05-23}, note = {2021, マイクロストリップ線路構造を用いたバンドパスフィルタ(BPF)設計において,外部Q値,結合係数及び共振周波数について予め構造パラメータの変化を取得し,その値がBPFの特性関数をもとに算出した設計パラメータによく合うように構造を決定する従来の設計手法で設計したBPFは飛越結合の影響や共振周波数のずれにより,初期設計の段階で設計仕様を満足する特性が得られないことが多い.初期設計の調整には幾度ものシミュレーションが必要となる.人間が行う回路構造調整の作業量を削減するためにニューラルネットワークを用いた最適化が報告されているが,最適化の工程を経ずに初期設計段階で良好な特性を得るという報告例は筆者の調査の限りではない.初期設計において設計仕様を満足しない要因を分析すると,1つ目の要因として,従来のBPF設計法ではBPFを構成する共振器の共振周波数を揃えるように設計を進めるが,飛越結合がある場合は共振周波数を敢えてずらす必要があること,2つ目の要因として,共振器単体とBPFを構成した回路構造における共振器では共振周波数がずれること,3つ目の要因として,損失により共振周波数がずれることがあるため,結果として設計仕様を満足しないことが分かってきた. これらの問題を解決するため,本研究においては初めに従来設計を行い,従来設計の問題点について確認する.次に飛越結合の影響を考慮した設計パラメータの計算及び回路構造化後の共振周波数を計算できる部分回路構造を提案し,提案した設計法を用いて設計したBPFが従来法に比べ高精度で設計仕様を満足する特性であることを示す.また,損失による共振周波数のシフト量について示し,それを考慮した設計を行う. 以上の検討により,設計パラメータ及び共振周波数の計算回路構造を適用することで,飛越結合及び共振周波数のずれによる影響を考慮したBPFの高精度な設計が可能であることを示した.また,損失による共振周波数シフト量を予め考慮した設計を行うことで,初期設計段階で所望の遮断周波数を概ね満たす設計が可能であることを示した.}, title = {飛越結合の影響及び共振周波数のずれを考慮したマイクロストリップ線路型BPFの高精度設計法に関する研究}, year = {}, yomi = {ウメモト, ユウガ} }