@misc{oai:uec.repo.nii.ac.jp:00010038, author = {張, 作庭 and Zhang, Zuoting}, month = {2021-08-30}, note = {2021, 都市道路網の混雑問題は日本だけではなく,世界中の都市が抱える問題である.さらに,世界の都市圏の人口割合は年々増加傾向にあり,例えば,首都圏には日本の総人口の約3割を占め,混雑問題が厳しくなる一方である.この問題を解消するために,日本政府は,道路網の安全性,快適性の向上などを目的に,人,自動車と道路を一体のシステムとして,最先端技術を用いて構築する,高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)を推進している.その中に,実用化に向けた自動運転技術が注目されている.日本政府は,2020年に高速道路での条件付自動運転車の実用化,そして,2025年を目途に高速道路での高度自動運転システムの実用化を目指して,全国各地で実証実験を進めている. 運転支援技術による安全かつ円滑な道路運転を実現するために,交通状態に基づく経路計画が多く検討されている.また,近年道路の両方向の交通量の違いに応じて車線数を動的に変更する研究も検討されている.経路計画は,渋滞が起きた道路を遠回りすることで避けるが,車線数変更は車線数の動的割り当てによって,道路の所望方向の容量を上げる.ただし,これらの方式はそれぞれ独立して検討されており,交通効率の向上効果は限られている. 本論文では,自動運転車両の移動効率をさらに向上するために,車線数の動的変更と経路計画の組み合わせによる渋滞の緩和を行う方式を提案する.長い周期で車線数変更を行って,一時的に道路の渋滞方向の容量を上げる.さらに短い周期で変更した道路容量に応じて,最適な経路を更新する.また,SUMOというシミュレータの上,移動効率に関する最適な閾値の確認した.提案方式の有効性を示すために,小規模のグリッド道路網と実環境に則した大規模な道路網をそれぞれ用意し,移動時間・移動距離・CO2排出量・ガソリン消費量などの指標で性能評価を行った.車両の平均移動時間について,提案方式は基本方式(制御無し),車線数変更,経路計画と比べて,それぞれ82%,70%と66%削減できることを確認した.}, title = {車線数の動的変更と経路計画の組み合わせによる渋滞緩和方式の提案・評価}, year = {}, yomi = {チョウ, サクテイ} }